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執筆者の写真tidanomiyuki

※note の記事(2024年7月19日)を転載しています※



はじめまして!シンガーソングライターの tidanomiyuki です。


2024年6月30日に行われた Beauty Japan 沖縄ちゅら島エリア予選会で、光栄なことにグランプリをいただきました。


はじめて出た大会でまさか自分がグランプリを取るなんて夢にも思っていませんでしたが、さらに上を目指して挑戦する機会をいただけたことに心から感謝しています。


少し長くなりますが、あらためてわたしの自己紹介と Beauty Japan という大会に出る決意をした思いを綴りたいと思います。


この今はじまった挑戦をきっかけに一人でも多くのひとの力になれれば幸いです。


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わたしは石垣島の伊野田というところで生まれ育ちました。


太陽を浴びて青々と生い茂った緑と海に囲まれ、幼い頃から父が育てた野菜や果物、釣ってきたお魚を食べるのが好きでした。


中学の時に兄のギターを借りてはじめて曲を書きました。


大学進学のため島を離れる時、戦争を経験していた祖母は内地へ行くことをとても反対していましたが、はじめて出会うひとたちはみんな良いひとたちばかりで、さびしいと感じることはありませんでした。


音楽サークルに入ると、ますます音楽にのめり込み、自分で書いた曲を人前でうたうこともだんだんと増えていきました。


大学卒業後イギリスへ留学した時、路上ライブで涙を流すひとや応援してくれるひとに出会い、うたを書けるということは特別なことなんだと思うようになりました。


帰国後、東京で会社勤めをしながら本格的に音楽活動をしようとしたちょうどその頃、東日本大震災に遭い、沖縄に戻ることを決めました。


2011年に沖縄に戻り、当時一人で住んでいた祖母の介護を引き受け、音楽活動をはじめました。


はじめてのステージはライブハウスでの飛び入りライブでした。


出番直前になってもお客さんが一人もいないので、外に飛び出し路上ライブをしてお客を捕まえて連れて戻り、無事ステージに立ったことを覚えています。


2014年と2018年にアルバムを作り発表しました。


一人でも多くのひとにうたを聴いてもらいたいと思い、音楽関係の会社など50社にCDを送りました。


そのうちの一社から連絡をもらい、県内のCMで使ってもらえるようになりました。


またアルバムがきっかけで韓国とモンゴルの音楽フェスへの出演を果たしました。


沖縄に戻り、はじめたことの一つに三線があります。


わたしが三線を弾くと、祖母は亡くなった祖父を思い出すようでとても喜んでくれました。


八重山民謡第一人者の宮良康正先生のもとで今も習っていますが、その情緒溢れる旋律の美しさにいつも魅了されています。


2015年に人生の伴侶に出会い結婚し、大好きだった祖母が104才で他界した翌年には娘が生まれました。


こんなにも命を授かるということは命懸けであるということを親になってはじめて知りました。


子育てを理由に自分の好きなことや夢は絶対にあきらめたくないと思っていましたが、2022年に息子が生まれ、育児に翻弄される日々が続くと、心も体も何の力も湧いてこない時期もありました。


昨年ようやくコロナが落ち着き、3年ぶりに故郷に帰ることができました。


飛行機から降り立った瞬間から、空っぽだった心と魂にまるで水が注がれるようにエネルギーが満ちていく感覚がありました。


馴染みのある空気と懐かしい景色に囲まれ、わたしはここで生まれ育ったんだということを思い出しました。


コロナになってから帰る理由を見つけられずに過ごしていましたが、体の奥底から癒される場所はここだったんだということに気づきました。


美しい自然の豊かさに抱かれて、心と体に溢れるほどのエネルギーで満たされた時、再び自分らしい自分が戻ってきたようでした。


沖縄本島に戻ると、産後はじめての主催ライブを開催し、引っ越しと5年越しの結婚式など立て続けにイベントを行いました。


そして今年に入ってからは家族にとっての理想の暮らしをよく考えるようになりました。


まずは第一に子どもたちのこと。


家族みんなが安心して笑って過ごせるように。


そして自分の生きがいでもあり使命とも思える音楽のこと。


もっともっとうたを書いていきたいし、それを聴いてくれるひとに届けたいと思っています。


今はまだ道の途中ですが、理想の暮らしがだんだんと現実的に思えるようになってきました。


そんななか今回はじめて Beauty Japan というコンテストへ声をかけていただき、今までわたしが歩んできた道のりから確信を持っているものを通して、何か貢献できることがあればと思い参加することを希望いたしました。


どんな形で表現するべきかを考えながら、周りの友達のことを思い浮かべました。


子どもがいながら自分の夢へ向かって進んでいる友達のことを心から尊敬しています。


同じ母親としてなんてすごいんだろうと思います。どうしてこんなに輝いていられるんだろうと思います。


そんな姿に励まされながら、わたし自身は焦る必要もまたないことや自分のペースで進むことが大事だということに気づかされます。


『Beauty Japan』 その美しさについていろいろと考えを巡らせたなかで、気づいたことが一つありました。


それは、もしかしたらどんなひとも、自分ではその美しさや輝きに気づいていないんじゃないかなということです。


みんな本当に美しいです。


誰一人として同じ光はなく、輝いています。


その星のような輝きが照らし合って見えているとするなら、気づけなかった自分自身の光を、出会う相手を通して、知ることができるような気がします。


今回の Beauty Japan というステージで、一人でも多くのひとが自分自身の輝く光を知るきっかけになれれば幸いです。


そして少しでもきっと誰かの勇気や力になれるようにと心から願っています。


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★ tidanomiyuki https://g.co/kgs/QfMmSna


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