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執筆者の写真tidanomiyuki

新生活


春から新しい門出を迎えたひとはどのくらいいるのでしょうか。


我が家も4月に入り、新生活が始まりました。


娘は保育園に通いだし、私は外資系企業に就職しました。



「子どもが保育園に入ると、風邪とかいろんな病気をもらってくるよ」という話を友達からよく聞いていましたが、入園して一週間も経たないうちに風邪を引いてしまいました。


初日から見ていられない程の大泣きの娘だったのですが、

「入ってばかりの子たちは、泣くことで体力が消耗してしまい体調を崩しやすいのですよ」

と担任の先生から言われました。


いつも半日の登園を経て帰ってくると、家族みんなに訴えるかのように、目の下に手をあてて「えーんえーんして、いっぱい泣いたんだよ」というジェスチャーを見せてくれていました。


何も分からないまま一人保育園に連れて行かれて、本当によく頑張っていました。


それでもこんなにすぐ体調を崩すとは思っていなかったので保育園から熱があるとの連絡をもらった時はとてもびっくりしたのですが、実はそれからがもっと大変でした。


娘が熱を出した5日後に今度は夫(the you の伊禮勇希)が熱を出しました。


その次におばあちゃんに風邪がうつり、GW中には私がひどい熱で寝込んでしまいました。

(この時に初めてPCR検査を受けたのですが、こんなに鼻が痛くなるものとは思いませんでした、、)


GWが明けてやっと回復に向かっているところで、今度はまた私が急性胃腸炎になってしまいました。


その後はまた夫が熱を出し、それにまた娘が続き熱を出し今度は中耳炎を患ってしまいました。


そして私はその風邪をもらい気管支炎に。



新生活とともに始まったこれ程までに長い長い戦いは、言うまでもなく想定外でした。


約2ヶ月続いた終わりの見えない戦いに心身ともに疲れ果ててしまいましたが、ここ数日でやっと家族揃って回復の兆しが見えてきました。


4月から毎週のように病院に通っていますが、昨日の診察で「油断は禁物ですよ」と先生に念を押されたものの、処方されたお薬の数も減り、元気に走り回る娘の姿を見ると、もうこれできっと最後にしようと自分に言い聞かせています。


夫の風邪もほとんど治り、今日は娘と二人久しぶりの公園へ出かけていきました。


今までは、新しい門出を迎えることは一人だけの大きな出来事としか捉えていなかったのですが、家族をもって初めて迎えた門出は、家族みんなで大きな波に乗るようなものだと感じました。


一つ目の始まりの大きな波は、もう終わりを迎えています。


しばらくはこの穏やかな時間をできるだけ多く過ごしたいと願ってやみません。


次に押し寄せる波が、どんなものになるかはまだ分かりませんが、はぐれないようにしっかり掴まって家族みんなで乗り越えていきたいと思うこの頃です。


tidanomiyuki

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