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スコーン

執筆者の写真: tidanomiyukitidanomiyuki

小さい頃、母がよくキッチンに備え付けられたオーブンで、ケーキやクッキーなどを焼いてくれていたのを覚えています。


アメリカやイギリスの料理番組で見るような大きなオーブンでした。

ケーキが膨んでいく様子やクッキーが焦げないように扉ごしに見るのが好きでした。


母が作るケーキは、きれいに焼けたスポンジケーキを横から半分に切って、その間と側面に白いバタークリームと果物でデコレーションしたものが定番でした。


私がお手伝いをする時は、決まって家中が小麦粉まみれになっていました。


母はいつも笑って見ていましたが、仕事から帰ってきた父は、真っ白になったあたり一面を見て毎回何事かと驚いていました。


今までたくさん美味しいケーキを食べてきましたが、母のケーキに勝るものは一つもありません。


きっと、家族の笑顔や楽しかった雰囲気も一緒に思い出されるからでしょうか。

今でも母のケーキを思い出しただけで、幸せな気持ちで胸が満たされます。



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昨日は初めて娘と一緒にスコーンを焼きました。


まだ1歳の娘と一緒にできるのか未知の世界でしたが、ハラハラしながらも楽しく作ることができました。


シチュエーション①

小麦粉が入った袋を娘が持って来てくる途中、この小麦粉が何なのかが気になったのか立ち止まりました。(あら、子小麦粉をばら撒いちゃうわ!(°_°;)ハラハラ(; °_°))

「お母さんにちょうだい♪」とアピールすると、また歩き出して持って来てくれました。


シチュエーション②

次は砕いたチョコレートが入った蓋付きのボックス。

「これ、あっちまで持ってってね♪」と渡すと、シャカシャカ振りながら勢いよくパタパタとかけて行く娘。(そんなに振ったら蓋が開いちゃうよー!(°_°;)ハラハラ(; °_°))


心配しましたが、無事、目的地(テーブル)へ到着しました。



そして最後の仕上げ、両手でタネを練って形を整えていると、側に置いていた木べらを頬張る娘と目が合いました。


ニヤリとした顔でこちらを見ながら、木べらについたたねを、食べてる。。


あわててそれらを片付けて、お皿に並べたものをオーブンへ。



しばらくして焼き上がったスコーンから良い香りがしてきました。

冷まるまで少し待って、娘と一緒にパクリ。


娘は体を左右に揺らしながら、とても嬉しそうに食べていました。



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今日はそのスコーンとお弁当を持って公園へピクニックに行きました。


初めて行くところだったのですが、珍しい遊具に大はしゃぎの娘。


スコーンを食べながら、娘と夫が遊ぶ様子を眺めていました。


私がそうであるように、娘もいつか大きくなって、お菓子と一緒に今日みたいな日を思い出すことがあると良いなと思います。


tidanomiyuki

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