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  • 執筆者の写真tidanomiyuki

うふそー夫婦

更新日:2021年2月26日


「うふそー」という言葉は、まだ結婚する前の今の夫(ややこしい言い方ですみません、、)から教わりました。



うふそーとは、沖縄の方言で、おっちょこちょいを意味します。



私が何かやらかす度に、横から


「うふそー」


と呼ばれるので、夫が何かしでかした時はここぞとばかりにうふそーの倍返しをします。



「おっちょこちょい」なら何となく照れが出て可愛げがあるような気がするのですが、


「うふそー」と言われると、なんだかむっとしてしまいます。



私たち夫婦には、そのうふそーが顕著に現れる場所があります。


それは、駐車場です。


特に大型のショッピングモールに駐めた日は、いくら時間を無駄にしたか知れません。

場所を覚えていても階数が違っていたなんてこともよくあります。

最近は、自分たちの車の前を通り過ぎたことに気づかずに探し回っていました。


という風に、日頃からうふそーがつきまとう私たちなのですが、

少し前に、歴代うふそーに残るうふそー大事件が起きました。



沖縄市に引っ越したばかりの頃、車の住所を変更する必要があり、浦添市に行かなければならない日がありました。


(沖縄市から浦添市に向かうのは、こちらの感覚では少し遠出になるなという感じです。)


ちょうどその頃レニー・クラヴィッツの「Fly Away」という曲が入っているアルバム(たしかくびれを見せているジャケのベスト盤)にはまっていたので、それを爆音に鳴らし、ドライブ気分を味わいながら夫と二人で向かいました。


もうそろそろ浦添市に入るかなというところで、重大なことに気づいてしまいました。



「あ」


青ざめた私が、運転する夫の腕を掴みました。



「恐ろしいことに気づいてしまいました…」



何?どうしたの?という夫も、すぐに状況を察し、顔色が変わりました。



住所変更をしなければならない車は、私の車だったのですが、私たちが乗っていた車は、夫の車だったのです。


目的地までもうすぐそこまでというところに来ていましたが、夫の綺麗なUターンで引き返しました。



ため息も出ないほどの沈黙が車内を包みました。



耐えかねた私が、再びレニー・クラヴィッツをかけようと手を伸ばしました。



「今はやめとこう」


という夫の一言。



沖縄市から浦添市までのハイウェイに私たちは浮かれ過ぎていました。


爆音の中、レニーさんを真似て歌ったり、ギターソロの弾き真似なんかもしたりしていました。

キメのところは、いかにリズムを外さずに刻めるかを競っていました。



客観的に振り返ると、思うことがあります。


一体私たちは何をしに浦添に向かっていたのでしょうか。



そして、沖縄市に戻り、車を乗り換え再び浦添へ。



二度目のハイウェイは、とてつもなく長く遠く感じました。




そんなうふそー夫婦な私たちですが、夫の伊禮勇希さんがやっているバンド the you から新しいシングルが本日リリースされました。

(なんと10ヶ月連続で月に一曲ずつニューシングルを配信していくそうです。)


『冬の汽笛』というタイトルですが、ポップで胸が踊る曲調です。

そしてジャケがめちゃくちゃかっこいいです。

試聴は、the you のホームページから。



私は一ファンとして、the you の音楽がとても好きなので、まだ知らない方はぜひ聴いてみてもらえるとうれしいです。



今回はうふそーな話ばかりしてしまいましたが、夫のかっこいいバンドでの姿を知っている人たちからはきっと想像できないことばかりだっただろうなと思います。


音楽以外の場所では、意外とのんき者です。


お笑いも好きなので、ぜひ夫を見かけた際は大喜利とかボケツッコミとかを振ってみてください。(怒られるかな)



そして、うふそーな日々は続く。


tidanomiyuki


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