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執筆者の写真tidanomiyuki

ボタンの掛け違い

更新日:2021年3月18日


ここ最近は娘とベッタリな生活を過ごしています。


ごはんの支度から公園や買い物まで行ったりすると一日があっという間で、自分の時間が少しも持てないことに驚いています。


前回の記事(ここから読めます)で「夫婦仲良く過ごしていきたい」と書いたばかりですが、その後私たちには珍しく、夫婦喧嘩が起きました。



私たちは結婚して、もうすぐ3周年を迎えます。



学校の先生が、


「結婚とは、我慢だ」


「夫婦喧嘩の原因は決まって、お金と子ども(子育て)だ」


と言っていたことを思い出しました。



当時は、その意見に納得がいかず、


「結婚は、愛の結晶だと思います!」


と反論していました。


お金や子育てについても、夫婦で話し合えれば、衝突など起きないだろうと考えていました。



でも振り返ってみると、我慢していたことも多かったことに気付かされます。


いつも相手が怒ると、怒らせた私が悪いんだと思っていました。

そして、いつも謝るのは私からでした。


渋々謝っていたわけではなくて、第一に相手を尊敬する気持ちがあったので、できていたことでした。



「相手が怒るのは、ミユキちゃんに心を開いているからだよ」


と、昔友達に言われたことがありました。


なるほど、他の誰にでもなく私に心を許しているからこそなんだと肯定的に捉えていたこともありました。


とは言っても誰も怒らせたいとは思っていないし、喧嘩をしたいとも思っていません。


それでも相手の地雷を踏んでしまうというジレンマ。



少し話は変わりますが、夫婦についてよく疑問に思うことがありました。


なぜ好き同士で結婚したはずなのに、奥さんは夫の悪口ばかり言うんだろうか。


夫婦の形はそれぞれだとは思いますが、果たしておしどり夫婦と呼ばれる人たちはどれくらいいるのだろうか。



私たちの喧嘩の原因は、単純にコニュニケーション不足だと思いますが、世の中のほとんどの夫婦喧嘩もきっとそうなのかなと思います。


どうしても子どもがいると、自分の時間さえ作るのが難しいと感じるし、夫婦の時間は後回しにしてしまいがちです。


心も体も充電切れ状態で、一日を終えてしまいます。


そして、また一日が始まる。


この繰り返しだと、コミュニケーションは取れないばかりか、夫婦の溝も深まるばかりです。



先日、幼児心理カウンセラーの先生と少しお話をする機会がありました。


本来であれば、子どもの様子を見て意見を伺う場所でしたが、つい夫婦喧嘩のことについて話してしまいました。



先生からは、


「まさにその通りで、どの家庭でも子ども中心の生活になると夫婦の時間がもてずに、ボタンの掛け違いが生じるという話は、よくある話なんですよ。そして旦那さんが怒った原因は、もしかしたら家庭とは別の所にあるのかもしれませんよ」


とおっしゃって頂きました。



ボタンの掛け違い…



この言葉を聞いた瞬間、危機感に似たような気持ちになりました。


ちょっとした掛け違いが、後になって大きなズレとして取り返しのつかないところまで行き着いた先の話のように聞こえたのかもしれません。


そして、別のところに原因があるのではという話も妙に納得してしまいました。


その別のところというところが何なのかは分からないのですが、その分からないということ事態が夫に寄り添えていないということだとも思えました。


夫婦に限らずどんな人間関係でもボタンの掛け違いはよく起こることだと思います。


でももし最後のボタンに辿り着く前に、どちらかが気づけたら、少し戻るだけで掛け直すこともできるのだろうと思います。


そのためにはきっと、素直に物事を見る目と心がけが大事なんだろうなと思います。


意地を張らずに、素直な気持ちで、もう一度夫婦で向き合ってみようと思うこの頃です。


---


写真は、親子で参加できる会で作ったリボンです。


左右対称に作るのが難しく不揃いになってしまったのですが、講師の先生から動きが出てかわいいよと言って頂けました。


何事も味方次第で変わるのは、不思議です。


tidanomiyuki

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